ものづくり補助金や小規模企業持続化補助金、Japanブランドなど、多くの定番補助金の申請方法が大幅に変わるそうです。
今までは、ミラサポなどから一部電子申請には対応していましたが、基本的には紙媒体による申請でした。
今年から「jGrants」という電子申請システムで申請するように変更されました。
「GBizID」とは?
GBizIDとは、行政の各種電子申請サービスを利用するための共通アカウントです。
現在、以下のサービスが利用可能となっています。
gBizIDを用いた行政サービス一覧(2020年12月26日時点)
- jGrants・・・補助金申請
- 社会保険手続きの電子申請
- 保安ネット・・・産業保安・製品安全分野の一部手続き
- 農林水産省共通申請サービス
- ミラサポplus・・・中小企業向け補助金、支援サイト
- 省エネ法定期報告書情報提供システム
- 鉱業原簿登録更新サイト
- 令和元年度補正事業承継補助金
- 経営力向上計画申請プラットフォーム
- IT導入補助金2020
- 情報処理支援機関【スマートSMEサポーター】認定制度
- 認定経営革新等支援機関電子申請システム
- 食品衛生申請等システム
- DX推進ポータル
- TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)・・・オンライン上でPCR等検査可能な医療機関を検索・予約できるサービス
- e-Gov・・・行政情報の総合的な検索・案内サービス、各府省に対するオンライン申請・届出等の手続
gBizIDのアカウントを取得しておくことで、これまで窓口や郵送で行っていた行政手続きを全てインターネット経由で行うことができるようになります。
今後、国の補助金はjGrantsによる電子申請がスタンダードになります。
gBizIDには、
- gBizIDプライム
- gBizIDメンバー
- gBizIDエントリー
の3種のアカウントがありますが、jGrantsを利用できるアカウントは「gBizIDプライム」のみですので、
取得すべきアカウントは「gBizIDプライム」になります。
「gBizIDプライム」のアカウント作成方法
「gBizIDプライム」のアカウントを作成するためには、
- gBizIDポータルサイトにアクセスし、オンラインで申請書を作成
- 申請書を印刷・捺印し、添付書類を添えて事務局へ郵送
する必要があります。
アカウント作成に関する詳しい情報はgBizIDポータルサイトにあるマニュアルを参照するのがおすすめです。
なお、登録には次のような情報が必要になりますので、あらかじめ準備しておきましょう。
【基本情報】
- 法人番号(13桁)
- 法人名/屋号(法人番号から自動入力されます)
- 所在地(法人番号から自動入力されます)
- 代表者名
- 代表者生年月日
【アカウント利用者情報】
- 利用者氏名
- 利用者生年月日
- 利用者郵便番号
- アカウントID(メールアドレス)
- SMS受信用電話番号
必要情報を登録すると、申請書をダウンロードできるようになります。
「gBizIDプライム」の書類申請
ダウンロードした申請書を印刷して、実印を押印してGビズID運用センターに郵送します。
なお、印鑑証明書を添付する必要があります。
送付先がどこにも書かれていないなと思ったら、マニュアルのほうに書かれていました。
【送付先】
大阪府大阪市北区堂島3-1-21 NTTデータ堂島ビル16階
経済産業省 GビズID運用センター宛
その後
申請書類に不備がなければ、原則2週間以内に事務局からメールが来ますので、記載されているURLをクリックし、パスワードを入力するとアカウントの正式登録完了です。