【小規模事業者持続化補助金(コロナ型)】の採択率が大きく下がった理由

こんにちは。

 

先日、10月30日に小規模事業者持続化補助金(コロナ対応型)の採択発表がありました。

 

こんなに下がった持続化補助金の採択率

第1回 締切5/15、応募6,774件、採択5,503件、採択率81

第2回 締切6/5、応募24,380件、採択19,833件、採択率81

第3回 締切8/7、応募37,302件、採択12,664件、採択率34

 

採択率が激減しました。

 

採択率が下がった3つの理由

理由は3つ考えられます。

  • 応募者が増えたこと
  • 審査基準が変わったこと
  • 予算の都合

 

応募者が増えたこと

第3回の応募者数は第1回の5倍強にまで増えています。

  • 第1回の募集時期は、4月中旬~5月上旬で、ちょうど新型コロナの感染拡大で都市部に休業要請があった時期と重なったので応募者が少なかった
  • 第1回の募集時点では、まだ多くの人に持続化補助金(コロナ型)の存在が認知されていなかったので応募者が少なかった
  • 補助上限額が100万円、補助率が3/4と好条件だったこと、申請書のボリュームが少ないことからWEB制作会社など業者が営業ツールに使いはじめたので応募者が一気に増えた

というような理由が考えられます。

応募者が増えると競争倍率が高くなるのは必然ですね。

 

ちなみに新しく始まった補助金というのは認知度が低い1回目の募集が狙い目とよく言われています。

 

審査基準が変わったこと

第3回の募集前に公募要領が大幅に改定されました。

インパクトが大きかったのが審査基準の変更です。

第1回、第2回

 

第3回

第3回目には、

自社の経営状況分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の透明・適切性を有する事業計画になっているか。

という文言が追加されています。

私は、この審査項目の追加によって多くの申請書がバッサリ落とされたのではないかとみています。

 

予算の都合

5月22日版の公募要領を見ると、持続化補助金(コロナ型)は第4回目が最終回でした。しかし、先日第5回の追加公募が決まりました。予算の総枠を増やしたのかどうか確認できていませんが、少なくとも第5回の追加によって第3回以降の予算調整があったのではないかと推測しています。

 

今後の採択率はどうなる?

一般的に採択率の目安は概ね60%±5%程度です。第1回目~第2回目のように80%もの採択率となる可能性は低いと考えます。

いっぽう第3回の採択率が34%と非常に厳しかったので、第3回よりは採択率を上げる方向だと考えます。

ただし、応募者は第3回より増えると思われ、予算の兼ね合いもあるので50~55%くらいに落ち着くのではないか見ています。

 

採択されるには?

まずは、追加された審査項目である

自社の経営状況分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の透明・適切性を有する事業計画になっているか。

に対応した事業計画を記載することです。

 

書き方のコツについては、

参考これで最後です。小規模事業者持続化補助金(コロナ対応型)の第5回募集が始まりました

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